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↓消された投稿(2020年5月8日)↓
【2038 原油ダブル・ブルETN】勝ちにいく投資


◆2020年5月8日
原油ダブル・ブルETNは東京商品取引所の原油指数の2倍の値動きをする指数が対象のETNです。ETFみたいなものです。

なぜこのタイミングで買うのか。それはテクニカル的にもファンダ的にも上昇の初動にあるからです。
そして、コロナショックや、OPECプラスが仕掛けた逆オイルショックの反動を狙うためです。
1年~2年後の世界を見通せば極めて割安だと感じました。

具体的に解説します。
僕がこの商品で取引する理由は2つ。
1.先物に対して短期的に減価されたとしても、長期的には数倍のパフォーマンスが期待できるから。
2.証券口座内で動かせるから。

TwitterのDMなどで予想される質問に事前に回答します。
Q:コンタンゴで減価されるなら先物でやればいいじゃん。
A:いちいちSQを意識する投資スタイルは僕が望む生活スタイル、投資をする上での精神状態から乖離し、幸福から遠ざかる行為なのでそのようなストレスは極力取り除きます。数週間以内の次元なら今でも先物は結構やりますよ。
Q:なんで原油なの?
A:ロシア関係の政治経済動向をよくロシア語で読んでいるため身近に感じるからです。

さて、原油価格に対してテクニカルでは底を打ったように感じます。
また急落する場合は、コロナウイルスの感染第2波がきて、第1波を超えるほどの原油市場悪化に陥ったときとき。
でも恐らく第一波を超えるものはきません。なぜなら、OPECプラスは減産方向で動いているからです。
今回の逆オイルショックはコロナだけでなくサウジが米原油業者を潰そうとしていたからです。でもさすがにこれ以上増産に踏み切ることはできません。

また、コロナウイルスがきっかけとなって、世界経済はリセッション入りしたと僕は考えています。
いくら中銀がQEを無制限に行おうともコロナの恐怖には打ち勝てません。それで実体経済は良くなりません。
でも、これだけは言えるのです。
コロナが収束し、原油の減産が行われる世界では、何事もなかったかのように人・モノの移動が再開されます。
その時、インフラを活発に機能させるためには原油は必要ですし、飛行機にも船舶にも鉱山の採掘する車にも原油は必要です。もちろん僕らの身の回りにある生活必需品にも原油は使われています。
それで今の価格(20ドル台)を維持するとはどうしても思えないのです。

僕は先物市場を常に見ています。原油は2020年の5月限でマイナス40ドルまでいきました。次の注目は6月限はそのレベルまではいきません。なぜなら在庫は着実に減っているからです。

確実に勝ちたい投資家による中長期投資の結果はどうなるでしょうか。

◆2020年5月15日
トレード中:
投資開始した200円から12円の下落ですが回復の初動にあるとみています。

直近、WTI原油の在庫は微減ではありますが、着実に減っています。
「米国石油協会 週間原油在庫」を検索して見てください。

ドバイ産プラッツ原油も在庫は減ってきており、WTIに比べやや遅めの回復でしたが、市場は常にイメージしやすい未来を織り込んでいくので、回復期に入ったと言ってもいいでしょう。
ちなみに、当ETN 原油ブル(2038)は、ドバイ産原油の先物価格を参考とされているものなので、WTI原油だけでなくドバイ産も見ていく必要があります。
「ドバイ産原油の相場はプラッツドバイ原油 相場表(TOCOM)」を検索して見てください。

背景には先日お話したように、経済活動が、各国で続々と再開されているためです。ウイルスによる死以上に、経済的に死ぬことを恐れた国家の選択です。

補足
・コンタンゴについて:
 コンタンゴとは、期先が期近より高くなってしまう状態です(逆に期近が期先より高くなってしまうのをバックワーデーションといいます)。コンタンゴの場合、当銘柄を持っていると、SQの度に調整されることから減価のダメージに苦しむことになります。たしかにそうです。ただ、4月20日の原油大暴落の状況とは全然違います。コンタンゴの異常乖離状態も解消され、せいぜい1ドルちょっととかです。6月限もすでにロールオーバーしてしまった業者がいたので、それほど酷い調整にはならなそうにも感じます。また、ブル(2倍の動き)で期待収益率が高いため、他の銘柄を選ぶことは今のところ考えていません。ドバイ産原油については直近、取引量の多い9、10月限に注目しています。

引き続き観測していきます。ではまた。

◆2020年5月22日
トレード中: 先週のコメントから著しく上昇してましたが、5/21の夜(日本時間22時30分)から急落がありました。

一部、損失を回避するために先物で売りヘッジをかけました。
その時の記録は2020/05/22「 【原油先物】売りヘッジ分」

その急落について、新聞社やエコノミストなどの専門家らは、米国の指標悪化と中国の全人代が影響したと報道されていましたが、それは違うと僕は考えます。

実際は、原油は、CFD市場が先行して下げ始めました。仕掛けられたかのように。そして、CFDが急落しだした時、先物は無風でした。そこからCFDがさらに下に掘削する様子が鮮明になってきたところで初めて先物も釣られて落ちるようになり、結果、連動しました。

このところ、上昇が続いたので、そろそろ一度調整が必要なタイミングだったので、利益確定する動きと短期的なショートで急落が同時に起きたと考えています。

米国の指標が悪化したことや世界のマクロ経済が深刻であることは織り込み済みです。それに今更気づいて原油を投げる(あるいはショートする)ほど単純ではありません。

それに、足元、原油の在庫は着実に減ってきています。
世界中が旅行者を受け入れるなど制限の緩和は進み、飛行機が動き出します。あとは自動車がどれだけ再稼働するかなどに注目しています。結局は足になるものには原油・石油が必要です。

EIAの短期予測によると2021年までにWTI原油が43.31ドル、ブレント原油が47.81ドルを目指すと予測しており、ある程度の水準まで戻してからは緩やかな上昇とイメージできます。

ただ、僕はOPEC+のさらなる減産ラッシュにより、もう少し回復する可能性があると考えます。2021年中にWTIが49ドル、ブレントが53ドルと、EIAより6ドル高い水準を想定してます。

調整はありましたが、大局での見解に変更はありません。ではまた。

◆2020年5月29日
トレード中: 今週は、OPECプラスで協調減産の延長が承認されるかどうかや、原油在庫統計の悪化によって一旦売られました。

ただ、Longerの僕としては、昨日出た情報は見逃せませんでした。
それは、メキシコ湾からの米原油輸出向けのタンカーに仮予約が相次ぎ、需要が増加する兆しが見られると、海運筋の情報で明らかになりました。

詳細記します。
英BPとノルウェー・エクイノールは、来月各国に向け米産原油を出荷する予定で、過去一週間で仮押さえできる原油タンカーをすべて確保したとのこと。
他、スイス商社のトラフィグラと米オクシデンタル・ペトロリアムもアジア輸出のためタンカーを探していると海運筋から。6月荷積み予定なので、6月以降の在庫減少に期待できそうです。

また、過去2週間のタンカー運賃が安くなっており、世界中が輸出に積極的になってきている。

直近のリスクは、
・6月2週目のOPECプラスの会合で協調減産が延長されるか(ロシア次第)
・コロナ第二波
・米中関係
の3つです。

◆2020年6月4日
トレード中: この1週間弱で感じたことをアップデートします。

・OPEC+の協調減産、1ヶ月延長で合意
・原油以上に天然ガスの回復が勢いありそうなこと
・プラッツドバイ原油(当銘柄参考指数)とWTI、ブレントの細かい値動きの相関性が弱まってきていること

このニュースの中で、特に重要なアップデートは、1ヶ月延長したことですが、個別企業が増産に踏み切らないか心配しています。増産すると原油価格は均衡点から離れ、価格低下を招きます。企業が減産ではなく、増産に踏み切ろうとする理由は、株主に対する利益還元を意識するからです。

そして、サウジとロシアは、減産合意を遵守しなかった国に対して圧力を強めていますが、5月に合意を完全順守しなかった国が、今後世界の需要に対して適切な生産量になるよう減産できるかどうかで、価格は決まってくると考えています。

さらに、サウジ、クウェート、UAEは、各プロジェクトの損益分岐点まで価格を戻すため必死ですが、OPEC+の協調減産に加えて自主的に減産を継続する保証はないという関係者からの話も出てきています。

なので、ここからの原油価格は、需要に対してゆるやかに上昇していくことが考えられます。

◆2020年6月8日
トレード中: こんにちは。今週も観測結果と未来予測を続けていきます。

直近、OPECプラスの協調減産が7月まで延長合意したことにより急騰しています。
今は、どこまで織り込んでいるかを認識した上で観測しなければならない難しい局面です。

5月中、多くの投資家は、ロシアが協調減産延長を支持することを疑問視していました。そのため、OPECプラスで協調減産の合意延期が確定するまで、減産を折り込む動きは抑制されていました(それでも上昇していましたが)。

それが、実際に合意が行われたとなると、抑制されたら期待は爆発します。これが、合意の材料出尽くしで売られずに、伸び続けた理由です。チャートからも読めない需給の変化です。

後日また解説しますが、サウジの原油プロジェクトは60ドル前後が損益分岐点になっており、現在価格の40ドルでも赤字です。ロシアも脱原油依存を掲げていても、現状は相場を無視できません。ロシア経済=ルーブル=原油なんて言われてるくらいですから。その点も踏まえて、4月にツイートをしました。

今後も多角的に状況分析をしていきます。

◆2020年6月15日
トレード中: こんにちは。原油持ってますか?
ここ1週間で起きたことについて冷静に分析していきますので、今回もお付き合いいただけると嬉しいです。

今回の解説テーマ
・サウジの自主減産終了
・コロナ第二波
・株式市場との関係性

【サウジの自主減産終了】
さて、サウジが7月以降の自主的な減産をやめると宣言しました。「目的を達した」といっていますが、これはOPECプラスの強調減産とは別です。また、サウジの政府予算における均衡油価70-90ドルですがプロジェクトにおける損益分岐油価は10ドルと低くても問題はなさそうです。ところが、ロシアが低油価を許しません。ロシアのプロジェクトの損益分岐点は40ドル。今のままでは国営・民間企業共に衰退し、最悪1年ちょっとで破綻説が浮上します。そんな背景から今後も減産は意識されるでしょう。

【コロナ第二波】
ただ、とはいっても、需要がすべての鍵を握るわけで、それは多くの投資家が理解しているかと思います。コロナ第二波の懸念再発で、需要低下による原油市場にまで不安が押し寄せています。

【株式市場との関係性】
全世界の市場がコロナの影響で動いており、FRBが景気回復が遅れる可能性があると発言したことにも反応し、ダウとの相関性は比較的強めです。

これらは再び原油価格を押し下げる要因にはなっていますが、注目は第二波なので、全世界でロックダウン第二弾が行われるか、それとも、このまま突き進むかのどちらかです。人命を優先するところを、国家運営のために経済を優先させているくらいなので、経済続行なのかなとは思いますが、実際のところはわかりません。どこまで規制するかに僕は注目しています。もし、全世界でロックダウン第二弾の流れがくるなら、保有株の一部を売却するかもしれません。

僕のロングポジションですが、6/12に再び買い増しをしました。参考:遠藤タカシtwitter
このまま様子を見ます。価格は下がっていますが、190円から200円にかけて分割買いしてきたので今のところ含み益は出ています。上記リスクに懸念は示しつつもまだ調整の範囲内です。

◆2020年6月16日
トレード中: 本日、日銀がコロナ対応特別プログラムの拡大を発表しました。
そして、同時間帯にこの発表に合わせるかのように、トランプが1兆ドルのインフラ支出を発表。
ダブル緩和サプライズで株式市場は祭りに。
これが原油価格の上昇をさらに伸ばす格好になっています。

ちなみに、コロナ対応特別プログラムは、これまで拡大させてきた100兆円の枠に今回発表の10兆円分を合わせて110兆円に拡大しました。中小企業の資金繰りを改善させ、日銀は日本経済の崩壊を延命させる方向で動き出したと認識していいでしょう。これは中国人民銀行が行っていた政策に似ています。このまま続けばゾンビ企業が量産されますが、現段階ではそこまではいっていません。
さらにアメリカも同じようなことを行っています。とにかく緩和の方向で動いているので、投資家心理は冷めるどころか熱くなり、さらなる株高をイメージした動きになってきています。
原油も釣られて上昇していますが、こちらはどちらかというと実態が意識されそうです。一時的にマネー経済の恩恵を受けますが、調整という形で適正価格に収斂されると考えています。

◆2020年6月23日
トレード中: こんにちは。今週も原油市場を見ていきます。

コロナ第二波を警戒きていたものの、感染者数が増えているのにも関わらず、株価は上へ上へと推移しています。原油固有の動きというより、ダウとの連動性で推移しています。コロナの感染者数が米国で酷くなっていることから、量的金融緩和への期待で市場全体が活況です!なので、しばらくはダウを見ています。ロシアの金融政策にも目を向けています。外貨準備を使った為替介入があれば原油も底堅いと読んでいます。

ただ、原油個別で見ても決して悪くはないのです。在庫は相変わらずですが、エクソンモービルの豪州事業トップは原油需要の回復についてエネルギー業界の会合で話していたり、原油の輸出タンカーが既に稼働していたりなどなど、実はコロナ第二波の裏では経済回復の動きが進んでおり、それを実感している業界関係者と少なくありません。それに、今後協調減産は延長すると思われます。特にロシアの動向には注目しています。

上昇は時間の問題なので、今回はこの程度のレポートで終わりにします。ではでは〜

◆2020年7月16日
Twitter: 2020年7月17日午前8:54 投稿
「原油関連のポジションを半分に減らしました。」

◆2020年7月31日
Twitter: 2020年7月31日午後11:50 投稿
「原油ですが昨日と今日で全部売りました。先日半分売りましたが残りの半分も無事終了。
理由はコロナ警戒とETNの想像以上の複利による減価が割に合わなかったからです。
コロナ2波来なければ減価無視してグングン上に上がってたけど、仕方ないですね。全部合わせて35%の収益率でした。」
Trade active
[B]◆2020年8月11日[/B]
本日購入。280円で購入。

サウジアラビアの国有石油企業で世界の時価総額第一位※のサウジアラムコが、8月10日の決算発表を見て再度の購入を決めました。
※直近アップルに時価総額で抜かれる

材料は以下2点。
・750億ドルの年間配当計画の維持。
・アミン・ナセルCEO「中国ではガソリンやディーゼルの需要がほぼコロナ前の水準に達している。アジアやその他の市場で改善が見られる」とし、「各国がロックダウンを緩和するに伴い、需要は増加する見込みだ」

中国や世界各国の現状は僕に現地にいる友人たちから報告を受けていて間違いない。さらに、原油の輸出は加速していることも独自の情報源から入手しています。
そこに上記2点が加わり投資家心理は改善すると読んでいます。
2038dcbmSupply and DemandCrude Oil WTIValue

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