急騰時のBitfinexとBitMEXの出来高を比較する

昨日の午後にBTCが急騰し、5000ドルを突破しました。一度調整がありましたが、日を跨いだ本日(4/3:PM)、5000ドル前後で価格も安定し始めています。

先日の投稿でどの価格帯においてもショートがほぼ含み損になっており、ショートカバーの起きやすい状況である事は述べていましたが、BitfinexとBitMEXで出来高の推移に相違がみられたので紹介します。

左がBitfinex、右がBitMEXのチャートです。30分足チャートで、インジケーターはメインチャート内が可視範囲価格帯別出来高、下部チャート内が出来高、平均線が3時間、6時間、1日(橙、青、紫)の出来高平均線です。

主な相違点は2つです。
1)Bitfinexでは急騰時にもそれなりの出来高を伴っている。
2)Bitfinexでは通常の出来高と比較し、急騰後の出来高が多くなっている。

メインチャートを見るとわかるように、BitMEXでは急騰時の出来高が一切ないポイントがある一方、Bitfinexでは4300-4600ドルのエリアでの約定の痕跡があります。
また、下部チャートの出来高移動平均線を見てみると、Bitfinexは通常の出来高は低調に推移している一方、急騰時・急騰後はBitMEXより遥かに出来高(絶対数ではなく、割合として)が増加しています。出来高のピークと、現在の出来高ラインの位置関係を比較するとよくわかります。

現在BTCは高値で安定していますが、その要因として

(1)Bitfinex(現物中心の市場)の出来高を伴った上昇
(2)急騰後の損切りや現物買い戻しで十分な出来高と買い板の発生

このあたりが挙げられるのではないかと考えました。
ご意見・ご指摘もお待ちしています。
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