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日経VI:上昇、株価の戻り鈍く警戒感広がる

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比+0.62(上昇率3.62%)の17.77と上昇した。なお、高値は18.01、安値は17.34。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が上昇したが、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。外為市場で朝方、1ドル=155円30銭台と、昨日15時頃と比べ70銭ほど円高・水準となったことから、円高・株安が意識された。取引開始後の売り一巡後も株価の戻りは鈍く、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。

【日経平均VIとは】

日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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