大きくドル高に動いた相場から
反転し3月初旬以来のユーロ高ドル安へと流れが変わっています。
それが今後も続くのか?
分析を行なっていきます。
・移動平均線&ダウ理論での分析
上位足である週足では
12EMAが26EMAをデッドクロスするかどうかが注目でしたが、再び全てのEMAが上向き、かつ、ゴールデンクロスの並びになっています。
一方、日足に目を移すと
上から
5EMA(1週間)
75EMA(3ヶ月)
25EMA(1ヶ月)
そして
90EMA
200EMA
と、2021年1月からの下落から形成されていた移動平均線の並びが大きく崩れてきています。
また、
ダウ理論では
高値に青丸
安値に赤丸
をつけましたが、
4/19に大きな陽線で下落ダウの高値切り下げが否定されました。
翌日の4/20には上ヒゲ長い陰線
その翌日4/21には下ヒゲ長い十字線ということで若干マーケットも売り買い交錯といった感じを受けます。
以上より
様子見
と判断します。
(仮に4/20高値を勢いよく上抜けると
安値、高値切り上げと上昇ダウが明確になったと判断し、ロングに切り替えとします。)
・水平線・価格帯別出来高での分析
水平線では注目しておきたいラインがあります。
それはオレンジラインの1.19899です。
ここは前回の高値でありレジスタンスライン(抵抗帯)として機能していました。
そして4/14,15,16にも連続してレジスタンスとして働いています。
しかし、上抜けしてからは4/22にサポートライン(支持帯)として機能しています。
(いずれもオレンジの丸(細線)で表示)
価格帯別出来高では周辺価格に出来高が多く、抜けやすい価格帯はありません。
強いてあげるなら現在値から1.21000まででしょうか。
レジスタンスからサポートへの転換を考慮して上昇と判断します。
・まとめ
移動平均線・ダウ理論からは様子見
水平線・価格帯別出来高からは上昇と判断しました。
総合すると、4/20高値を抜くまでは様子見と判断します。
現時点の移動平均線の位置関係から考えると、1、2週間といったある程度日柄を経てからの上抜けをすると
25EMAも75EMAを上抜き、綺麗な形でのパーフェクトオーダーで上昇へ向かうと考えています。