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弱気相場について覚えておくべき4つのこと
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弱気相場について覚えておくべき4つのこと
By TradingView
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Jun 3, 2022
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Jun 3, 2022
みなさん、こんにちは!👋
ふぅ、なんという激動の5ヶ月だったでしょうか。あらゆる資産が煙の中に巻きこまれて、あちこちに巨大な月足のローソク足が出現しました。暗号資産のトレーダーにとっては、ビットコイン、イーサリアムをはじめとしたいくつかの暗号資産が半分またはそれ以上に下落してしまいました。S&P500は高値から13~14%の下落にとどまっていますが、この2年間のほぼすべての銘柄での大規模な強気相場は終焉し、現在は正式に弱気相場に入ったと言えるでしょう。
今回の弱気相場は、私たちのコミュニティにいる多くの人にとって初めての経験かもしれません。そこで弱気相場について覚えておくべき重要な事柄をまとめたガイドを作成し、この新しい相場状況を切り抜ける指針として役立てようと考えました。
では、さっそく本題に入りましょう!
1.) P/Lの観点からは、ボラティリティによってポジションが大きく感じます 💥
通常、弱気相場では強気相場よりも資産価格のボラティリティが高くなります。ここ20日間で各種指数は1日あたり平均約3%の動きを見せており、これは2021年における20日間移動平均の約0.9%をはるかに上回っています。資金量が同じだとすると、こうした平均レンジの拡大加速によって、P/Lの動きが米ドル換算で「普通」よりもはるかに大きくなっている可能性が高いということです。2020年3月においては、S&P500の1日の平均レンジは5%を超えていました!
P/Lはトレーダーの心理に大きな影響を与えるため、こうしたことを覚えておくのは重要なことです。プロのマネー・マネージャーやヘッジファンドの多くは、ポートフォリオが示す日々のボラティリティを目標値近くに保つため、エクスポージャーの削減を実行することによってこうした要因をコントロールしています。これを義務付けているファンドもあります。自分の取引計画に沿って何をするかは自由ですが、これは心に留めておくべき大事な想定です!通常より大きな動きを想定しておきましょう。
2.) 平均的な弱気相場は2年くらい継続します 📉
2年という数字は、主に「株式」について平均的な弱気相場がどれくらい続くかを指しています。これまでのところ、暗号資産においては平均的な弱気相場が約9ヶ月続いています。比較のために、株式で平均的な強気相場がどれくらい継続するかというと、6年以上継続します。ですので弱気相場は株式の成長期よりもずっと早く終わる傾向にありますが、記憶に残りやすくもあります。
このところ弱気相場はますます短くなってきており、2020年最後の弱気相場はたった数ヶ月しか続きませんでした。これはFRBによる相次ぐ介入が原因とする説もありますが、21世紀になって通信インフラの整備が進み、情報がいち早く織り込まれるようになったからだという説も多く唱えられています。弱気相場がますます短くなる傾向にあるのは確かですが、それでも予想以上に長く続くことも往々にしてあり得ます。状況に応じて想定を修正していきましょう!
3.) 現金もポジションです 💵
米国の現在のインフレ率は約7~10%(どの数字を見るかによりますが)と高い水準にありますが、実のところ1米ドルあたりの購買力は日々それほどの変化はありません。ところが、SPY1口の購買力は1日あたりでそれよりもずっと急な変化を見せており、最近ではその購買力が急激に失速しています。弱気相場が続く間に心に留めておきたい大事なこととしては、「生き残ることが最重要だ」ということです。吹き飛ばされてしまわないかぎり、また別の日に生きて戦うことができます。パフォーマンスに翳りが見える資産から現金に逃げることも選択肢の一つです。
これは最近の出来事ですが、主な資産クラスを見ると人々は現金に逃避しているようです。債券、株式、金、暗号資産 ― これらがすべて現金に替えられているのです。「リスクオフ」の環境下では、一般に保守的なプレーヤーは株式のようなリスク資産から、国債といった「より安全な」ものへと転向していくでしょう。しかし、FRBの利上げとインフレが進行するなかで、人々は債券で得られる3%の利回りを無視してでも現金で得られる総合的な柔軟性を優先しているようです。ヘッジのために別の選択肢を挙げるとすれば、パフォーマンスが期待よりも下回りそうな資産を空売りするか、(もし可能であれば)自分のポートフォリオでプットオプションを買うことです。オプション市場であれば、快適に睡眠できる価格を直に知ることができるでしょう。
4.) 底を拾うのは困難です 🎣
期待値がプラスになる機会を見つけるのが私たちトレーダーの仕事ですが、歴史的に見ても底を拾うのは非常に難しいものです。2020年の暴落では、多くの著名なヘッジファンドが暴落前にアンダーヘッジで、暴落後にオーバーヘッジでした。事実上、世界で最も賢い人たちが、底となる可能性が高い場所を選ぶのに失敗したのです。
時間をかけて一貫して資金を投入できる超長期戦略 (DCA) でない限りは、下降トレンドの相場で底を拾おうとするのは勝率が極めて低くなる戦略にもなりかねません。
以上、弱気相場の初心者に覚えておいてほしい4つのことでした。先に述べたように、難しい相場で最も重要なことは生き残ることです!🐻
良い週末をお過ごしください!😄
-チームTradingView
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