先週は週開けに大きな窓開けが起こり、その動きがテクニカルでは予想困難だった💦という事でドル円展望をお休みしていましたが、今週からはまた再開します!
私は分からない事は分からないとハッキリ言えるタイプなのでw
では先ずは先週までの値動きについておさらいします。
上の画面はドル円日足チャートになります。
衆議院選明けの結果を受けた影響で週明けは大きく上窓開け後154円直前まで値を伸ばすも、そこからは伸び悩み暫く153円台を推移していたドル円は、木曜の日銀金利政策発表後に一時152円を割り、空いた窓を全て閉じ、151.9円台まで下落。
その後は反発や下落を繰り返し、金曜日の雇用統計では結果が悪く再度安値に並んだが、151円台後半からの買い支えにより下落がストップ。
同日のISM製造業景況指数の発表後には何故か少し遅れましたが反応があり急上昇し、雇用統計発表直前の値を超え上昇。
終値は153円台手前で留まり、5日移動平均線の上で確定しました。
印象的だったのは雇用統計の結果が低かった事に初動下落で反応したドル円が瞬間的に同週の安値まで下落した所を安値更新するかどうかの所で巻き返す形でドルの買い戻しが入った動きでしたね。
界隈ではハリケーンの影響を受けてまだ正しい集計結果が出ていない可能性を示唆し、今回の数値にいずれは修正が入る事を予想し、今はまだ真に受けずに一旦元に戻そうという市場の判断がが反発の起点になったとも言われていますね。
因みに私もその分析については納得しているところです。
ISM直後のレスポンスの悪い急上昇についてもそれと同じような認識になった者たちが遅れて反応して急いでドル円を上昇させに来た様な感じだったのでしょうか?まぁ真意は分かりませんが、ファンダがあまり得意でない人でもそういうのを考えると、普段は小難しいな~と思う市場の値動きの理由やファンダメンタルズの分析をしていく事に、楽しさを感じ、興味をもって臨めそうな気がしてきますよね✨
私もあまりそっちの分野は得意ではないので💦できるだけ楽しさを見い出す様に心がけています
❕❕
では、次にテクニカル的な視点でドル円を見ていくとしましょう。
先ずは『週足』から⇊
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ドル円週足は、こちらのチャートで見ると先週の足は陰線のクロスになっています。
週明けの窓開けスタートで、始値が終値よりも高い位置からスタートしたせいで起きている現象ですが、実際の中身は陽線だと思っています。
気になるのはその確定した位置ですが、このチャートから読み取れる情報は以下
①週足20SMAの上に戻ってきて確定している。
②2年間意識されているライン(152円付近)を超えて確定している。
③7月から9月までの下落幅に対して引いてあるフィボナッチリトレースメント、0.618(凡そ153.4)に交差後、その下で留まっている。
④一目均衡表では転換線は基準線の下を推移しており、遅行スパン線はローソク足の下で、価格推移は雲の上に乗っかっている状態で、2役逆転で1役好転の状態であること。
です。
また、先週の週足は陽線と判断しているので、現在は5週連続の陽線となり、7週間前の安値から上昇が続いてきている事になりますね。
上昇の過程であると同時に、そろそろ頭打ちか?とも思えなくもない位置に在ります。
ただ、この情報だけでは勿論長期の流れは愚か、これより下位足の動きは全然読めませんので、先ずはこれを環境認識として以上の各重要項目をとりあえず頭に入れておきましょう。
次に再度『日足』を見ていきます。⇊
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日足は先ほど週足の分析でも話しているフィボナッチ0.618のラインで頭打ちして、そこから反落している動きがみられます。
木曜日の陰線とその手前までの小さなローソク足が連続している値動きを総合的に見た場合、上値が重い展開か暫く続いてきた事で153.4の辺りが天井として機能してへ反落しているという事が解ると思います。
しかし、目下では2年間意識されていた151.9円台というラインが硬く、金曜日の上昇でも反発の強い動きとなっている事が解りますね。
こうやって見ると、先週の値動きはこれらのラインの間をただレンジとして推移していただけだったのでは?とも見ることが出来るので、週足は陽線で上昇が続いていますが、日足レベルまで落とすことで若干ではありますが上昇に一定の一服感が有る様にも見えてきますよね。
そして、分析の為に必要なこの日足の中で、特に重要視しておきたいテクニカル的な項目を以下に書きます。
①200日移動平均線(200SMA)青が上抜けされた後、レジサポ転換となり今は下支えとして機能している。
②20日移動平均線(20SMA)オレンジとは乖離したままで推移しているが、ローソク足の上昇値が穏やかになりつつある為、今後20SMAの上昇が追いつき乖離が埋る可能性が高い。※ただし(来週も今のレンジ内で推移し続けた場合の話)
③先週久しぶりに5日移動平均線(5SMA)水色の下に抜けてきた。が、翌日にはその上に戻ってきた。
という所でしょうか。
日足レベルでは、直近で153.4と151.9の2つの意識ラインに挟まれている事と、日足レベルでの長期200、中期20、短期5のMAが各々意識されて機能している事が解ると思います。
又、長期の200SMAの乖離が埋り、短期の5SMAを一度下抜けした事で、短期的な上昇の一巡が起こっている事が解るので、今後中期の20SMAとの乖離も埋ってくる展開になればそれぞれが徐々に収縮してくる事が考えられる為、ここからどんどん上昇でもしていかない限りはやはり中期的な目線でレンジ相場になっていく可能性が高いと見ることもできますね。
ここ迄くると週足よりは情報が詳細になってきたので、段々と今の値動きが見えてきた感じがしますよね?
でも、値動きの予想も大事ですが、実戦的な部分についてはやはり更に下位足を見ていく必要がありそうです。
では、ここ迄の事が頭にはいったら、次は私のメインの時間軸でもある『4時間足』を見ていきましょう。⇊
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4時間足では週末の反発上昇で大陽線を作りましたね。
最後の足の終値としては20SMA黄色の上まで戻して確定している事からも、今はだいぶ上目線な意識の値動きと思われます。
特に、151.9付近の上位足レベルの意識ラインでの強い買い支えによって底堅く、今はそこがサポートとして強く機能していると考えられます。
そして目先に有る抵抗ラインは153.8の高値を他に特になく、4時間足レベルで見れば先ほどの様な上位足レベルの意識ラインである週足で引いたフィボナッチ0.618(153.4)はあまり意識されているラインではなさそうと考えられますね。

💡上記のフィボナッチの様に、こういう所から分る事もあります💡
・見ている時間軸がさっきまでよりも下位足になった事により、もっと細かい情報が増えてきた事で、短期レベルでは長期レベルよりも意識されている部分が変化してきているという点ですね。
そして、次にここで知っておいて欲しいのは、4時間足レベルになってくると「騙し」というプライスアクションがとても重要になってきますし、且つ結構な頻度で出てくるようになることです。
見やすくするために拡大します。⇊
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リアルタイムチャートで説明すると、先ずチャート上にある最後のローソク足の1つ前足、形は大陽線で包み足を形成しています。
過去に5回程、上位足レベルでも意識されて来た重要ラインを何度か突破しようと151.9に交差し、実体で割れずに複数回髭だけ作って堪えてきた後、最後にはそれらを全て全戻しする様に1回目に151.9に交差した時の足までを大陽線で包んでいますよね。(ここは上位足レベルの意識ラインが機能しています)
包み足等のあらゆるローソク足の反転パターンは、大体ローソク1~2本でそれが成立するものも多いですが、こういう動きがみられた場合、単なる強い反発の包み足とだけ解釈するのでは無く、ローソク足何本分を一気に包んできたか?という所にも着目すると良いと思います。
その本数が多ければ多いほど、瞬発的な反発では無く、長時間意識され続けてきた事に対しての騙しでもあると同時に、もしかしたら更に下位足の1時間足レベルなどでは、しっかり底値圏パターンを形成し上昇転換しているのでは?とも考えられるので、それはつまり単なる反発では無く「底固め」という認識に置き換える事も出来るからですね。
今回は、最後の方でドカンと下がってV字で急反発した時の包み足でもあり、更に直近のローソク足数本分を巻き込む形で包んだ包み足でもあるのですから、その掛かった時間分だけ、売り目線のポジションを巻き込む値動きになっている=今は先週中に152円台でショートを掴んで含み損の者が多数居る可能性が高い。
という事は、必然的にそのショートが諦めて手放すのはどこか?と考える必要が出てくるので、考えられそうなのは直近で出来てきた天井圏の高値ライン153.882が強く意識されてそう、と推測できる。
そしてこの時間軸のレジスタンスとしての意識ラインが、先ほど話した上位足のフィボ153.4では無く153.8付近だと想定していたので、この時間軸においてはその高値ラインを超えて上抜けた時は、ショートポジションのロスカットを巻き込み大きく伸びる可能性が高い=抜けたら後は上値がどんどん伸びる可能性もあるし、逆に騙し上げとなってそうはさせまいと手前からガンガン売ってくる連中も多数いる可能性がありそうだとか...そういう風に各意識ラインでの値動き時に考えられそうな大衆の市場心理なんかも思いつくようになるのですよね(笑)
で、それらの値動きの予想が出来たら、取引する時間に合わせてどこで買ってどこで売るか等の具体的なトレード戦略を練っていく。。。という流れでMTF分析によるシナリオ予想が構築されていくのです。

今日話したことは私が普段ドル円のシナリオを考えるときに常にリアルタイムで情報更新されながら頭の中で四六時中考察しているような事のほんの一角に過ぎませんが、私の中では今こんな感じですよって事を少し知っていただけたかと思います。

そうやって上位足の大衆の意識ラインを見つけ大きな動きの環境認識を行い、トレードしたい時間軸まで詳細にテクニカル分析し、そしてトレードする時間軸よりももっと下位足の動きを同じように分析してエントリーや利確損切のTPSLを決めて、しっかりその時が来るのを待ち、条件が整ったら躊躇せず動く。所までが計画的なトレードです。
あとこれはポジポジ病を解消する為にも有効な考え方だと私は思います。
今週のドル円展望に関する投稿内容はここまでですが、
一応、今見ている【1時間足チャート】も載せておきます。⇊
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1時間足チャートでは三尊からの逆三尊の様に見えます。
というか市場ではそういう風に意識されている可能性が高いかもと考えています。
三尊も逆三尊も、本来は各々のトレンドの最後に起こるからこそ強く意識され、その形を造っていくのですが、今回の様に短期の上昇トレンドの天井となって出来た三尊天井の直ぐ後の段階で起こっているこの3ボトムは、逆三尊というよりはただ単に上下にレンジ推移しただけと捉えています。
なのでまだ上下するかのうせいが有るものと捉えています。
その可能性が高まるとすれば、今いる4H20SMAの上に有る価格推移が再度4H20SMAを明確に下抜けてきたときだと思います。
そして、1H20SMAと1H200SMAを上抜けて終わっているので、暫定的には今後はその2つのMAがサポートになってくる可能性が有ると考えています。
逆三尊では無く、ただのレンジ推移だった言えるのはその辺りのサポートが無くなった時かなと思います。
なので週明け直ぐはこの短期足の動きがどう方向を示していくかというのを、これまで説明して来た分析内容と合わせて常に情報を更新しながら、やはりMTF分析していくしかないです。
そのリアルタイム考察と分析内容は、いつもの通りSNSで連投していく予定なので、高評価もお願いします!
では今週も頑張っていきましょう!!
Candlestick AnalysisMultiple Time Frame AnalysisSupport and Resistance

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