オキシクリーン・メーカーのチャーチ・アンド・ドワイト社、需要低迷で第4四半期は厳しい見通し

チャーチ・アンド・ドワイト CHDは金曜日、第4四半期の売上と利益をウォール街の予想を下回ると予想した。同社の家庭用製品の度重なる値上げにより、顧客は有名ブランドの購入を減らし、より安価な代替品を探すようになったためだ。

チャーチ・アンド・ドワイトやプロクター・アンド・ギャンブル (link) PGなどの消費財メーカー各社は、コスト上昇を補うために2年近く実施してきた値上げが、現在では販売量を圧迫している。

チャーチ・アンド・ドワイトは顧客を取り戻すため、アーム＆ハンマーのディープクリーン洗剤やヒーローのディゾルブ・アウェイ・デイリー・クレンジングバームなど、ランドリーやパーソナルケアのカテゴリーで多数の新商品に投資している。

これにより、今四半期の販売量は3.1%増加したが、前四半期の3.5%増を下回った。

チャーチ・アンド・ドワイトの第3四半期の平均販売価格は1.2%上昇した。

マシュー・ファレルCEOは、「9月と10月、当社のカテゴリーにおける米国の消費はわずかに改善したものの、第4四半期の米国の消費者とカテゴリーの成長率については、依然として慎重な見方を続けている」と述べた。

LSEGが集計したデータによると、同社は第4四半期の売上高をアナリスト予想の2.97％増を下回る約1.5％から2.5％増と予想している。

また、チャーチ・アンド・ドワイト社の調整後の一株当たり利益は76セントと予想され、予想の86セントを下回った。

家庭用品メーカーの第3四半期の売上高は3.8％増の15.1億ドルで、予想の15.0億ドルをわずかに上回った。項目を除いた一株当たり利益は79セントで、予想の68セントを上回った。

ニュージャージー州に本社を置く同社の株価は、市場前の取引でわずかに上昇した。