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サムスンのAI用メモリー、エヌビディアのテスト不合格=関係筋

韓国サムスン電子 005930の最新の広帯域メモリー(HBM)は、消費電力などの問題で米エヌビディアの人工知能(AI)用プロセッサーに使用するためのテストにまだ合格していない。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

この問題は、サムスンの「HBM3」に影響を及ぼしている。HBM3は、AI用の画像処理半導体(GPU)で現在最も使用されている第4世代のHBM規格。また、サムスンや競合が年内投入予定の第5世代「HBM3E」にも影響が及んでいる。

生成AIブームを背景に、高性能のGPUやHBMの需要は急増している。

サムスンはロイターに対して、HBMは顧客ニーズに基づき最適化プロセスが必要なカスタマイズされたメモリー製品だと説明し、顧客との緊密な協力を通じて製品の最適化を進めていると述べた。

世界のAIアプリケーション向けGPU市場の約8割を占めるエヌビディアを満足させることは、HBMメーカーにとって今後の成長のカギとなる。

サムスンは昨年からHBM3とHBM3Eに関するエヌビディアのテスト合格を試みているという。

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