あまりにも悪いドイツのPMI、しかし、欧米全体で低迷傾向?(ひろぴー執筆)

本日もスイングトレード目線で執筆していきます。

昨日、ドイツの製造業PMIが41.4とさらに悪化をしてきました。
リーマンショックやギリシャショック後の数値前後に近づいてきております。

さらび、サービス業のPMIですが、52.5と事前予想を下回りました。
サービス業までもが50を割り込んでくると、小売の経済指標に影響を当然ですが、及ぼします。

常に、企業の仕入れコストや製造業の数値の悪化→失業率の悪化と連鎖し、平均時給の減額、小売指標悪化、消費者物価指数の悪化へと連鎖していくものが付き物です。

今回のサービス業に関するPMI悪化も現段階では隠れた景気後退のシグナルだと思われますが、ここが50を割り込んでくると、本格的にユーロ安に加速していくと思われます。

前回コラムで更新したユーロ円ですが、さらに下値を掘り下げるのではないでしょうか。■参考:前回のコラムhttps://jp.tradingview.com/chart/USDJPY/k1FkCgPZ/

snapshot

現在、サポートラインとして目立っているポイントが117.56水準になります。
まだRCI52がボトム圏に突っ込んでおらず、下値の余地を残している状態です。この下落トレンドが本物ですと、RCI26もベッタリとボトムを這いつくばり、そしてRCI52は-80圏内で停滞をはじめようという動きが見られるでしょう。

戻り売りのタイミングとしては、現在の価格はなかなか良いです。
RCI7はすでに+80圏内まで戻しており、戻りを試すタイミングとしてはベストな位置におります。もう少し惹きつけるなら、RCI9も+80まで到達するまで待つ戦略もありでしょう。
その場合は118.50付近まで上値を試すことになりますので、短期的な戻り売りイメージは、118.25〜50のゾーンで売りポジションを作るような段取りで仕込みを入れると良いのではないでしょうか。

その他、現在ドル円のショートポジションも作っているのですが、いまいち下落につながっておりません。
米国のPMIも低迷が続いており、製造業もサービス業もどちらも51程度の結果でした。

どこかのタイミングでまた緩和的な措置や発言を発して、市場に織り込ませようとしてくるはずですから、もうしばらく我慢してキープしてみたいと思います。
ドル円、ユーロ円のショートは変わらずです。
Beyond Technical AnalysisChart Patterns

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