〈昨日の振り返り〉
為替市場は円高・ドル高で円が一番買われた日でした。アメリカの卸売物価指数が発表された瞬間はドル高になりましたが、すぐに売り戻されました。そのためドル円、ユーロドルはすべて下落しております
米国株式市場と米国債券市場はアメリカの卸売物価指数の予想より結果が上回ったため株価が下落して終えております


〈ファンダメンタルズ〉
アメリカ卸売物価指数(PPI)前年同月比が予想5.4%に対して結果6%とかなり強い結果となりました。アメリカ消費者物価指数と続いて予想より強い結果になっております。そのあとにブラード米セントルイス連銀総裁とメスター米クリープランド連銀総裁の2人が3月のFOMCで0.5%利上げと発言が飛び出しました。


〈今日の重要な経済指標〉
今日の注目経済指標は特にありません



〈テクニカル分析〉
ユーロドル、ポンドドル、豪ドル米ドルのドルストレートが一目均衡表の雲の中に入っております。一目均衡表の雲に入るということはテクニカル的にはレンジになりやすいことを意味します。



〈今日のトレード戦略〉
2月のアメリカ雇用統計、アメリカ消費者物価指数(CPI)、アメリカ卸売物価指数(PPI)の経済指標が予想より強い結果となりました。もし3月もこれらの経済指標が予想より強い結果となった場合おそらく3月のFOMCでは0.5%利上げも有り得ると思います。
40年前にはなりますが、1980年のアメリカインフレ率が14.8%まで上昇してました。その後アメリカの政策金利の引き上げでインフレ率低下が進んでいったのですが、1981年1月に9.8%まで下がりましたが、その後2か月で11%までインフレ率が上昇してしまいました。その後8%、7%と順調に下がっていき1983年1月には2.9%までインフレ率が下がっていきました。今のアメリカのインフレ率の推移は40年前と似てる感じがしております。もしかしたら今回のインフレ率の上昇も1981年のような調整的な上昇なのかもしれません。今までの歴史と今回が同じようになるかはわかりませんが、経済の歴史というのは馬鹿にすることはできません。ですので、今回の上昇は一時的な物なのかと私は考えております。もしお時間がある方は『アメリカインフレ率の推移』で検索してみてもらえればアメリカの過去のインフレ率が見れるので面白いと思います


Beyond Technical AnalysisFundamental AnalysisTrend Analysis

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